麻雀プロの収入
何年か前、銭金に出演している麻雀プロがいたように思います。
たしかそのプロは新人賞のようなものを取ったとかと紹介されてたと思います。
①麻雀プロは生活できるだけの収入を得ているのでしょうか?
②何年か前、参加者からエントリーフィを集めて賞金に充てる麻雀全国大会が企画され、法に反するとしてボツになりました。プロ大会でもエントリーフィを取っているものがあるように思いますが、法に反することになるのでしょうか?
私は麻雀を将棋、囲碁、ゴルフのように発展させて、優勝した麻雀プロも裕福な生活ができるようになるべきだと思っているのですが・・・。
回答【1】
プロの競技麻雀のタイトル戦の賞金額は最高クラスのものでも100万円台で将棋や囲碁の10分の1にも満たないほど少額です。これは麻雀に対して「賭け事」のイメージが根強いせいなのかスポンサーの規模が小さいからです。タイトルのクラスが下がればもっと賞金は少ないですからこれでは賞金だけで生活すること自体無理な話です。
「麻雀教室や講演会の報酬」
「麻雀荘との所属プロ契約に伴う報酬(あれば契約金)」
「麻雀荘の経営による営業収入」
「著書の印税」
などで生活しているのが実情です。
回答【2】
その大会が企画倒れになった経緯は僕も聞いた事があります。
「一般参加者が払ったお金を賞金に当てる行為」は「不特定多数の参加者が参加費を出し合って賞金を争奪する賭博行為である」との警察の判断により開催ストップの警告を受けて中止になった、というものです。
たまに「高校野球賭博」や「ゴルフコンペ賭博」が摘発されたというニュース報道を聞いた事がありませんか?それと同じレベルの行為であるとされてしまったのです。
ゴルフのプロアマ大会でもアマチュアの入賞者は賞金ではなく「賞金相当額の商品」を受け取る規定になっており、「一般参加者が賞金を得たらそれはゴルフコンペ賭博」と言う理由でそうなっているのでしょう。無論、将棋や囲碁も同様の規制があるはずです。
警察は参加費用の負担がない場合は主催者またはスポンサーが出す賞金を「懸賞」として問題なしとしている(一定金額を超えれば申告と納税が必要ですが・・・)のに、参加にエントリー料が必要なであると「競技団体が認定したプロ」と言う「特定の競技者」以外が賞金を得たらそれは「賭博である」とみなしている状態です。
警察のこの考えが改まらないことには麻雀が純粋なプロ競技として発展するには現状が限界です。しかしながらゴールまでの道のりは遠く、さながら「難攻不落の砦を落城させる」ようなものでしょう。
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