2012年5月4日金曜日

囲碁の基本とは?(囲碁の四段ですが基本が分かっていない)

囲碁の基本とは?(囲碁の四段ですが基本が分かっていない)

プロ棋士から子供の指導碁の途中で「あ~、基本を全然知らんな~」とクスっと笑われました。

(決してバカにしてるという感じではない笑いです)





地方で子供用のちゃんとした囲碁教室など無く、ちゃんとした先生がきちんと指導してくれるという事はありません。







棋譜並べをしたことあるかなぁ、そういえばあったかもという程度です。





親はこれまでどうして良いか分からず、ただやみくもに詰め碁と手筋の問題集(本人がこれをやりたいと本屋で言ったもの)を買い与えて繰り返し解かせてきました。







詰め碁と手筋の問題集だけをしかして来なかったのでプロ棋士から基本を知らないと言われて「そうだろうな」と思いました。





でも、具体的に「基本」って何だと思いますか?





その場でプロ棋士に聞けば良かったと後悔しています。プロ棋士の指導碁なんて1年に2回位しかチャンスが無いのに。





現在小学校2年生で、四段です。なので、あまり難しい専門書は読めないと思います。





よろしくお願いします。







想像の範囲でしか言えませんが、プロ棋士の子ども囲碁教室のお手伝いなどをした経験でお話させていただいてよろしいでしょうか。



小2で四段。但し、特にきちんと系統だてた指導を受けた経験がない。ということですが、そうすると、「大人たちに混じって実戦で鍛えた四段格」ではないでしょうか。

そういう感じであるとして、プロ棋士の指導で『基本ができていない』と言うのは、たぶん、「部分戦、局地戦に拘った力任せ」ではないかなという印象を受けます。



実際、部分的な戦いで相手を潰せば勝ちみたいな打ち方で有段者になる。そういう打ち方でも大人を相手にして力で押し切ってしまう子どもはよく見ます。

碁会所レベルで、普通に有段者の大人でも、大局観など関係なく、殴り合って倒したほうの勝ちみたいな基本のできていないと思われる人も多く、そういう中で勝ちまくっての四段格という感じではないでしょうか。



プロの先生の言わんとすることは、『よく読むし、部分的なことについては強いけれど、もっと上を目指したいのならば、棋理を(理屈ではなく)感覚で身につけないとだめだよ』というようなことを言いたいのではないかと思います。



ということで、基本ができていない、けれども強い子どもに、結構共通していることって確かにあります。



大きいところから打つ、という基本ができていない。

戦うべき場所ではないところから、いきなり戦いが始まる。



これでも、子供同士とか、並みの大人の有段者が相手だと、お互いに相手の手に付き合ってしまうから、小さい所を打っていようとも、そこからの戦いに勝利したほうが全局的な主導権を握ってしまいます。

ところが、もっと上級者と相対すると、小さいところや戦う意味のないところに打っていると、サラサラとかわされてしまいます。



それを「力はあるしよく読めるんだから、もっと戦う場所かどうかを考えたり、大きなところから打つっていう基本が身についたら、もっと強くなれるのに」と、笑って話されていたのではないでしょうか。



------------------------------------------

熱心にご指導されるお気持ちに鑑み厳しい言い方はお許しください。

棋院の免状大会で、4-1半額や3-2全額は、運の要素も多分にあるので、四段格でなく四段ですというのは、あまり比較しても意味がないように思います。



それはともかく、(ここから個人的見解ではありますが)筋・形とは何か、指示・形はどのように学ぶとよいかは、他の皆さんの回答で正しいと思いますが、私は、そのプロ棋士が言うのは、そういうことじゃない、と感じます。



そもそも皆さんが書かれるような筋形がわかっていなかったら、有段者にもなれないのではないでしょうか。

また、小2で指導を受けに座って、5子くらいでしょうか、対局して、ほんとうに根本的な基本ができていないとしたら、「基本を知らない」と言って笑うようなことは、指導をするプロとして、やらないと思うのです。

だから、上に書いたように『四段だけあって、もちろん強いけれど、基本も知らないまま強くなってしまっているね』と、筋・形に大きな間違いはない(だから、それなりに強いし、四段で勝てるのだろう)けれど、棋理に基づいた戦い方ができていないねと、言ってみれば、正面から殴り合う相手のうちはいいけれど、ディフェンスのうまい上級者に当たったら空振りばかりするんじゃないか、という話だと思うのです。



専門書などによらずに、感覚で棋理を身につけようと思うなら、やはり、打碁並べが最善でしょうか。








プロから見ると、打とうと発想すらしてはいけない場所というのが存在します。

その場所に打つことが「基本を知らない」ということです。



お子さんは小学二年生とは思えないほど強いのだと思います。

ですが、得意な部分と苦手な部分が極端すぎるのでしょう。



プロは、その極端さに子供らしさを感じて「基本を~」と言ったのだと思います。

微笑ましくてつい、という感じでしょうか。





対策ですが、特に必要ないかと思います。

「基本」は棋力によって求めるレベルが変わるので、一概にこれが良い、というわけにもいきません。

強いて言うなら、県代表クラスかそれ以上の人に教えてもらうのは効果的ですが。



まあ基本が分かってなくても、囲碁が好きならひとりでに強くなります。

干渉しすぎず、かつ適度に興味を持って支えてあげてください。







ご質問の意味が・・・・

御子息の事ですよね?

あなたの、事ではないような気がしますが



小学校二年生の指導碁で御指導頂いたのは何方なんでしょうかね?

指導碁でクスリと笑うなどとんでもない、プロにあるまじき振る舞いです。

4段免状をを発行した日本棋院に泥を塗るような振る舞いですね。

御指導された方も所属されていらっしゃるのでしょうに、



7、8歳で4段の免状を取られ他のなら、棋院から、お話があったと思われますが

また、院生への誘いもあったでしょうに、やはり、遠距離の為、かわいそうで出せなかったのでしょうか



囲碁なども、そうですが、習い事は早ければ早いほど良い指導者に会わないと延びないそうです。

基本が判っていないとは、ちゃんとした指導をされていないと言う一言だけです。

その言葉の裏には、ある方面の筋はとても良いのだがもったいない。

とも、言えます。

何処の地方にも、筋の良い子供がいたら指導したいと言う人たちがいます。

その辺から、プロ棋士の指導を仰げるようにするのが上達の近道かと思います。







まずは、ご質問の文面で1行に毎回改行を2回程度する必要

はありません。読みにくいのです。



基本の意味は、この文面だけではよくわかりません。他者が

言われているように、部分の筋や定石だけ明るいということ

なのかもしれませんね。布石などの盤面の構想云々のこと

ではなさそうですね。布石はある程度、好みに依存すること

ですので、基本の形があるわけではありません。



それでは一体基本とは何かというと、定石の使い方、はさみの

方向、開きの方向、本手を打つことなどではないでしょうか。

利きを打つというようなことではないでしょう。これは基本では

ないからです。プロが言う基本とは、アマが勉強するべき本当

の基本のことだと思います。攻めの方向が違うと言われた記憶

はありませんか。あるいは地を取りすぎるとか。わたしの回答

も推測の範囲ではっきりしませんね。



一番よいことは、そのプロに手紙を書いて聞いてみることです。

憶測だけで判断して次の行動を決めることは一番あぶないこと

ですよ。あるいは、近隣にすんでおられるプロに聞いてみること

でしょう。そうすることが、よいと思います。労力と時間には限り

があります。推測だけではあぶなかしいですね。老婆心ながら。







基本は、筋と形に明るいかどうかということだと思います。プロは、どんな局面でも次の手は一目で見えるそうです。それは筋と形を基準としているからだと思います。ただその手がその局面で最善かどうかを判断するために考慮時間を使っているそうです。



筋と形に関する本をいくつかご紹介します。ただ、ほとんど絶版になっていますが、古本屋で手に入れる価値はあると思います。



「高川囲碁読本3 筋と形」(平凡社)=この本はあるプロ棋士が子供のころ15回読んだと言ってました。

「「囲碁の基礎訓練」上下(大竹英雄名誉碁聖)



たとえば、「高川囲碁読本」では、一間トビやケイマなど基本的な手のさまざまな局面での使い分け方法が丁寧に解説されています。また「囲碁の基礎訓練」では、キリチガイやツケなど主に石が接近したときの筋と形について、やはり局面ごとに使い分け方法が解説されています。



「初段の壁を破る法」(榊原章二著)=初段といっても30数年前の初段ですから今よりはレベルは高かったと思います)

この本に書かれていることを一部紹介します。



≪広い盤面の「どこを」「どんな変化を」読むかが、読みの量以上に大切で、これが級位者と有段者を分けている最大の壁なのです≫ その具体例として、級位者は

1.俗手を平気で打つが、有段者はなるべく避ける

2.石を捨てることを嫌う。

3.模様を直接地化しようとするので、外勢を十分生かすことができない

4.石の運びが重い

5.味の悪い形を放置するまたは相手の味悪を簡単に解消する

6.急所や要点を見つけるのが下手でせkっかうの好機を逃す



など。



あと筋と形の初歩的な本として「筋と形の基礎」(石田芳夫著)を挙げておきます。



余談ですが、最近は応用編かまたは初心者向けなどの本は多いのに、こういった基本をしっかりと学べる本がないのが残念です。







私にも囲碁をしている小学2年生の息子がいます。小2で四段とはすごいですね!うちの子は、隣町の碁会所で席主の方に指導していただいてますが、その先生の指導方針が参考になるかもしれません。先生は、1手1手の意味を息子に考えさせて、なぜここに打つのかということを、囲碁の格言を使って説明されます。例えば「スソアキ囲うべからず」とか「1間トビに悪手なし」とか、よく知られたものから、先生自身が考えたものもあるようです。私は囲碁が出来ないので、それが意味するところはよくわからないのですが、これらの格言を理解し、使いこなせるようになれば基本ができて、初段になれる、と常々言っておられます。囲碁の格言は130以上あるようですよ。それから、昨年NHKの囲碁講座で石倉九段の講座が半年間放映されていましたが、先生に「これは基本を身につけるのに最適だから必ず観るように」と言われたので、毎週かかさず観てました。参考になれば幸いです。







基本は身近なところにあるものです。私は図を載せる方法を知らないので言葉だけでの説明になりますが、

1 シチョウに抱えた石はなるべく早くポンと抜く。

2 一目の石を大きく取ろうとしないで、きっちりとゲタで取る。

3 カケツギやケイマツギなど働いたツギを打ちたくともガッチリと固くツグ。

4 アテを打ちたいところで黙ってノビる。

他にもたくさんあるでしょうが、意外に愚直な手が本手と言われるものです。

私は初段前後の頃、影山利郎著「素人と玄人」を読んで蒙を啓かれた思いがしました。この本は私に本手というものを教えてくれました。それまでは出来るだけ石を働かせるのがプロ的なのだと思っていたのです。お子さんは四段とのことですが、失礼ながら私の初段の頃と同じぐらいの力だと思います。ご参考になれば幸いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿