囲碁で初段の壁が破れません。
7年前、全くの素人から始め、棋院の級位者教室に週1回通っていますが、初段の壁が破れません。
年も年なので(高校生の息子がいます)急に上達とかは考えにくいのですが、何とか有段者になりたいです。碁会所に数年通ったこともあります。女性ということもあり席亭が気を使ってくれたのですが、高段者ばかりでなかなか打つ機会に恵まれませんでした。今は教室と本で勉強し、ときどきプロの棋譜も30手くらいまで並べるようにしています。
自分の碁を振り返ってみますと、
①布石では互角なのですが、中盤からヤキモチがでて自滅する
②①にならないようにカタく打っていると、いつの間にか真ん中の碁にされている
というパターンが多いのです。
この状況を乗り越えて初段になるには、どんな努力をすれば良いでしょうか。たとえばそれまでの考え方を劇的に変えないといけないとか、プロの指導碁を受けた方がいいとか(悪いクセがついている気はかなりしています).....。教室は級位者が多いのですがいろんな打ち方の人がいるので、続けるつもりです。
いろいろなアドバイスをお待ちしています。よろしくお願いします。
①ヤキモチについて=勝ち負けにこだわりすぎると相手の模様や地が大きく見えて、ヤキモチを焼きたくなるものです。わかっていてもヤキモチを焼いてしまうのなら、今後は決してヤキモチは焼かないと心に決めて、実戦でもそのように打つことです。それで負けたのなら、別な原因があるわけです。
②カタく打つ=できるだけ戦いを仕掛けることを心がけた方がよいです。切れるところは切るとか。最初は負けが込むことになりやすいですが、その方が接近戦に強くなります。アマの弱いところは中盤です。有段者でも同じです。ですので、級位者の間に接近戦に強くなっていると、有段者になっても自信を持って打てるようになります。そのためには、筋と形、戦いの手筋(石を取る手筋など)をできるだけたくさん覚えて、繰り返し繰り返し使ってみることです。
強くなるための努力=本で勉強されるのなら、「初段の壁を破る法」 榊原章二著 日本棋院 をおすすめします。中古本しかないですが、手に入れる価値は十分にあります。有段者になっても参考になる本です。この本によれば、初段の壁を破るには、まず「初段は、二級や一級の延長ではない、ということを認識する必要がある」と書かれています。つまり、考え方を変えることが必要ということです。そして、具体的に有段者になるための戦術が紹介されています。
また、一番良いのは、プロ棋士に教えてもらうことです。私が思うに、プロとアマの大きな違いは、プロは基本をおろそかにしないことです。また、指導碁でも、決して無理な手は打たない。だから、その打ち方もとても参考になります。早く初段を目指すなら、プロに教わるのがベストです。
なお、年齢のことを気にされていらっしゃるようですが、ほとんど関係ありません。勉強の量と質で決まります。
他の方が言われて無い方法を補足しますと、NHK杯をビデオにとって何回も見ると言う方法があります。覚えてくると早送りしたりしながら同じ碁を3回見ます。一年でざっと50局ですが私も初段の頃は解説の変化が多すぎてついていけてませんでしたがそれでも分からなくていいからみる。それに、好きな棋士を見つけたり解説の棋士でこの人は面白いと言うのが分かってきます。プロの世界を意識すること。名人が誰で、棋聖は誰なのか、棋士の名前も10人以上言えるとかそういった意識が自分の碁も強くしてくれるように思います。棋士の世界が楽しくなってくると囲碁雑誌でも買おうと思ったり、仲間とプロ棋士の噂をしたり碁を打つ楽しみが倍化して必然、強くなります。私は、5段から先にいけなくて進歩に行き詰まり感もあり、仕事も忙しい状況ですがNHK杯だけは録画してみています。
私も初段の壁が破れずにここしばらく停滞しています。以前、女流の小林千寿先生とお話した時、「初段までは普通の人はなれると思います。3段はかなり大変です。5段以上は素質が大事です。」といわれたことがあります。この話には続きがあり、元女流アマ名人の金井和子さんに同じ話をしたら、「誰でもなれるのは5級位までだと思います。初段になるのはそれなりの素質が必要です。」ともいわれました。野球やサッカーとも同じですね。草野球がすきでも「うまい」とは限りませんね。私の所属する親睦囲碁団体でも、20年30年と囲碁を楽しんでいるのに、5級前後で停滞している人もいます。もっとも10級位でとまっている人は、だんだん足がむかなくなるようです。そうかと思うと、小学校1年からはじめて10級だった少女は、4年生の終わった今は4段で打っています。アマチュアですから、楽しく打つことが大事で、懸命に詰め碁や棋譜並べで学習している人、ネット碁で番数をこなす人、みんな強くなろうと努力していますが、結果はそれぞれのようです。私は、もっぱらネット碁ですが。
1)プロ/アマを問わず、棋士は実利先行タイプと厚み重視タイプに分けられると思います。私は長年、実利先行布石で、中盤以降、攻められて負けることが多いパターンでした。
碁会所のライバルの中でも攻めの強い人が苦手でしたが、『攻めの得意な人は、攻められるのが苦手』ということに気付きました。
相手を問わず、実利先行布石から、厚み、攻め重視の布石に変えたところ、対ライバルの勝率が上がりました。
御質問文から、御質問者は実利派と推察します。もし実利派なら、厚み重視に、厚み派なら実利先行に、布石作戦を変えて打ってみられることをお薦めします。
(2)『戦いを避けたい』という気持ちをお持ちではありませんか?戦いを避けず、出来るだけ強い手を考えましょう。添付図白1とハネられたときの応手を弱い順に並べれば、A:マガリ、B:トビ、C:ハネ、D:キリでしょう。
Dより強い手:手抜きも考えましょう。
(3)碁を覚えて何十年も、『布石は分からん』と思っていましたが、十年ほど前でしたか、NHKテレビ囲碁講座で、関西棋院苑田九段の『活きている石からできるだけ遠くへ打て。』という言葉を聴いて、『目から鱗が落ちる』感じがしました。『活きている石』を『強い石』と読み替えれば、厚い壁なども含まれ『厚み囲うべからず』の格言にも通ずると思います。ここでいう『強い石』は、自分の石も相手の石も含まれます。相手の強い石の近くに打つ手は攻めにはならないので、相手が厚みから地を囲うのを妨げる目的でしょうが、『厚み囲うべからず』に反する相手の作戦は気にする必要ありません。
(4)定石の勉強については、手順のみ沢山覚えるのではなく、基本定石について、1手毎の目的、意味をシッカリ理解することが大切と思います。
(5)石を取られることを嫌がっておられませんか?要石かカス石か?を考え、カス石を捨てる作戦をお考えください。相手を切断していない石は例え数が多くても助けない方がよい例は多いものです。
女性の碁は、・・・・・。(笑)
まず、自分の石の欠点に敏感になりましょう。
相手の欠点ばかり気になるようですが、まず自分の根拠や
陣地を固めてから攻撃するようにしましょう。
プロは、堅く打ち進めますし、生きるためには必ず手を入れ
ます。
あと、棋譜は最終盤のヨセ以外は、繰り返し並べましょう。
特に、新聞の囲碁欄を切り取っておいて、中盤の石の流れ
や方向を身に付けましょう。
*補足の回答
何だか、井戸端会議のようになっていますね。(笑)
いつも、一・二目にするという相手は、ひょっとしたら高段者
ではありませんか。?
自分の目線で、物事を判断するくせはやめましょう。
なれるよりなれよ。
囲碁を楽しみましょう。
http://yahoo-mbga.jp/stdgame/300005?member_id=&invite_member=&appPa...
以前の回答の繰り返しですが・・・
影山利郎の「素人と玄人(アマとプロ)」という本を入手する。本屋には売っていないからヤフオクか日本の古本屋かなんでもいいからとにかく手に入れる。なぜならこの本は級位者が初段になることを目標に書かれているからである。軽妙洒脱な随筆もあるからスラスラ読める。8級がいきなり初段になるのは無理だが、読むだけで二~三子は強くなる。目からウロコの思いがする。なぜならあなたは今まで、決して上達しないような打ち方ばかりして来たからである。書かれている勉強法を実行すればもっと強くなる。以上は私の経験に基づいて書きました。
「碁」の棋風を大きく二つに分けると、「理論派」と「実戦派」に分かれるかと思います。
「理論派」の人は、普段から「定石」や「布石」について、棋書を読んで研究しています。
ですから、序盤の段階で、その碁で優勢な形勢をつくりあげることができます。
しかし、「中盤の戦い方」は奥が深いので、「実戦派」に中盤に潰されかねません。
それに耐えることができれば、「理論派」の打ち手は、「ヨセ」にも強いので、中盤で損ねた形勢を逆転できるかも知れません。
要は、あなたの棋風が、「理論派」と「実戦派」のどちらに属しているのかを知ることが大事です。
そのことと同時に、ご自分の苦手なところを克服することが大事です。
どこが弱いのかを知るために、高段者の方に「五子」くらいの「指導碁」を打っていただき、局後に「並べ直し」てもらうのがいいと思います。
その中で、どこを直せば上達できるかが自ずと知られてくると思います。
「碁の考え方」については、いろいろなことがありますので、一口にはお伝えできません。
その中で、次のことを考えてみてください。
① 石の強弱について
特に、序盤から中盤にかけて、「自分の石」と「相手の石」の強弱について、何度も確認してください。
「石の強弱」はあくまで相対的なものです。
状況が変化すれば、「石の強弱」は変化します。常に盤上の「自分の石」と「相手の石」の強弱に気配りをしてください。
② 「攻める」ことと「守る」ことの違い
一つ質問をします。あなたは、どうして相手の石を攻めるのですか。
相手の石を取りにいっているのですか。追いかけたら、相手は当然逃げますよ。
碁は交互に打つゲームなので、一つの石を攻めても、決して取れません。
ということで、相手の石を「攻める」目的は、二つしかありません。
一つは、相手の石を攻めることにより、自分の弱い石を強くすることが目的です。
もう一つの目的は、相手の石を攻めることにより、自分の地を増やすためです。
この二つの「相手の石を攻める目的」のいずれもが達成されないのなら、「攻めない」ことです。
視点を変えて言えば、相手の石を攻めたことにより、相手の石が活きている石につながっても、「攻めの効果」は出ているのです。 どうしてかというと、石はつながっただけでは、相手の地は増えていないからです。
③ 「次の一手」何目。
交互に打つ手には、それぞれ何目かの価値があるはずです。
「働きのある手」は、価値が大きい。
「働きのない手」は、価値が小さい。
ということで、相手より価値の大きい手を、より多く打った方が勝ちます。
あなたが打つ一手一手がどのくらいの「価値ある手」なのかをちょっとだけ考えてみてください。
だらだらと書いたので、おわかりにくかったかも知れません。
より早く入段されますように。
私の知り合いにも多いですが、それぐらいの歳のおばさんは7~8級から全く上達しない人も多いものです。
囲碁の才能は数学の才能にほぼ比例する所があるので、文系の多い女性はなかなか強くなれない人も多いのかもしれません。
感性だけは良い人が多いんですが、読みの力が問われるともう目も当てられない状況になります…。
何人もそういう人を見限った身として言わせてもらうと、現段階で1~2級ぐらいでなければもう可能性はないのであきらめた方が良いです。
そしてもし今1~2級なら、とにかく詰め碁をやりましょう。
碁盤が天井に見えてくるまでやりましょう。
はっきり言いますが、その辺のレベルで棋譜並べなんてやる意味は皆無です。
だってどんなに良い布石が打てても、相手の無謀な打ち込み1つまともにとがめられないようではどうやっても勝てませんから…。
そして、初段付近にはそういう本に載ってないようなありえない打ち込みをする人が多いのです。
そういうのをしっかりとがめ切るには、つまり、自分の読みの力だけがたよりになるわけです。
なのでまずは棋譜並べなんて無意味な勉強はやめる事をお勧め致します。
そういうのは小学生が大学生の卒業論文を書き写ししているようなものですから。
0 件のコメント:
コメントを投稿