囲碁を嗜む皆様へ・・・
囲碁のどんなところが好きですか
夢中にさせる魅力は何ですか
なぜこんな質問をしたかと申しますと・・・
4年生の息子がテレビの取材でこのように質問されて
「わからない」と答えたそうです。
碁会所や囲碁教室のかけもち、囲碁の本を読んで研究やゲーム等
本当に夢中になっているのに「わからない」にがっかりしました。
咄嗟の質問にうろたえたのだろうと思い、
「どうして囲碁が好きなの、いつも夢中になっているのはどうして?」と
私も尋ねてみましたが、
「う~ん。わからない」でした。
わからない程の魅力なのか、どんな魅力なのか表現できないのか・・・
大人の皆様ならどんな表現されるのか知りたくて質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。
私も多少は打てるのですが、父の付き合いでしぶしぶやっていたクチです。
〔ワカらない〕としか答えようが無いのでしょうね。
私の場合は〔碁を通じて交流し 相手との勝負を楽しむ〕〔千変万化の盤面を楽しむ〕といった表現を使いますが、 これが外れているわけではない。 しかし、 現時点なら〔勝負を楽しむ〕というのが一番の表現でしょうか・・・
他には、愛する異性がある場合において〔相手の何処が好きなの〕と問われたときに〔全部〕と答える場合がある。 これと同じということも考えられる。 要するに、〔「何処が好き」なんていうのは関係ない. ただ、囲碁が好きなだけだ.〕と答える事例はあるでしょう。
つまり、まだ表現力が弱い小学生を相手に当該質問をしても 答え方がワカらないということは非常に可能性が高いわけで、 そういうことで〔何で囲碁が好きかワカらない〕ということよりも〔どのように表現して良いのかワカらない〕とほうの比重が大きいのかもしれません。
おそらく、このことは将棋でも同じはずです。
囲碁は宇宙
石の配列はまるで生物の繁殖(増殖)のようだし、
生存するために形成する石群は生物の生存競争
や弱肉強食を再現しているし。
ロマンでしかない。
よく少年少女大会などで司会者(大抵は碁を知らない)が「ボク、碁のどんなところが好き?」などと質問していますが、これには答えられないのが普通です。私だって答えられないでしょう。ご子息は「どーせドシロートに説明したって無駄だ」と心の中で思っているのです。
実を言うと「よくわからない」のが碁の魅力なのです。石の死活やヨセならば絶対の正解があるでしょうが、布石時代はわからないことの連続です。だから人それぞれの哲学と世界観と構想力によって打ち進めることになります。亡くなった藤沢秀行氏は「俺は碁について100のうち5か6しかわかっていない」と語っていました。
囲碁には相手の手段はハプニングの連続です、それを解決していく楽しみが有ります。クイズを解く楽しみと同じなのです。
四隅の中で一路打つ場所が違えば全く違った碁が出来上がるのです。それがハプニングの始まりです。
何でも素朴な質問が大切です。
結婚相手と何で一緒に成ったか貴方も答えてくれと言ったら迷うでしょう。それと同じです。
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